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アンティークの懐中時計ホルダ

「懐中時計ホルダ」とは、懐中時計を持ち歩く際ではなく屋内の机の上などで使う場合に、懐中時計をセットしておくためのディスプレイ台のことを指します。

アンティークの懐中時計ホルダは、懐中時計を置き時計のように使えるというだけではなく、その美しいデザインで存在感を高めてくれるアイテムです。

1.様々なデザイン

懐中時計ホルダのデザインや材質は多種多様です。
専門に造っていた特定のメーカーがあるわけではないため、同じ規格のものがたくさん存在するものではありません。
懐中時計を引っ掛けたり置いておく場所さえあれば良いので、デザインの制約がなくいろんなタイプのものがあります。

 
 

真鍮やブロンズでできた犬や人、ヘビなどの置物型のものや、椅子型のコンパクトなものなどがあります。
懐中時計だけでなくアクセサリーなどの小物入れがセットになっているものなどもあります。
材質も金属だけでなくガラス、陶器、木材などさまざまです。


2.アンティークの懐中時計ホルダの魅力

当時の懐中時計は、時間を確認するための実用品でなく、装身具としての性質が強いアイテムでした。宝石などを扱うジュエラー(宝石店)で販売されているものが多かったようです。
懐中時計自体にも装身具としてふさわしい美しい装飾が施されているものが多くあります。
ですから「懐中時計ホルダ」や身につける際に使う「アルバートチェーン」など懐中時計まわりのアイテムも装飾性が高く美しいものが多いです。

現在でもこうした懐中時計ホルダを造っているメーカーはありますが、実用的なものが多くアンティークの懐中時計ホルダのようなデザインのものは多くありません。
そもそも、現在では懐中時計を使う方がとても少ないため、製造している数も少なく選択肢も多くありません。

アンティーク特有の経年の味わいは新しいものでは表現が難しく、アンティークの懐中時計にはアンティークの懐中時計ホルダがしっくりきます。

3.懐中時計以外にも

現在では、懐中時計のコレクターなどでなければ懐中時計を日頃から使っているという方はかなり少ないと思います。

懐中時計を置く場所として使わなくても、懐中時計ホルダだけを置いておいても単純に置物として見栄えがするものもあります。
また、アクセサリートレイや小物入れなどが一緒になっているものであれば、ジュエリーなどの装身具用のトレーやケースとしても使えます。

懐中時計をフックにひっかけるタイプのものが多いので、フック部分に家や車の鍵のキーホルダーやネックレスなどを引っ掛けて使うこともできます。

 

まとめ

懐中時計ホルダはデザインやサイズ、機能が様々なので、自分の好みやお手持ちの懐中時計に合うものを探すのは大変かもしれません。
懐中時計本体やアルバートチェーンなどに比べると、アンティーク市場にも数多く出回ってはいませんので、手に入れにくいアイテムです。

しかしその分、自分の好みや用途に合うものが見つかった喜びも大きく、一期一会の楽しみがあるアンティークアイテムです。

 

 





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